ひいばあちゃんの葬式の時、当時19歳の私を近所のオヤジ(農家長男五十過ぎ)が「見初めた」らしい。葬式の次の日に家族総出でやってきて「いい娘だからもらってやる」「不幸の後だから式はしないでいい、とりあえず家に入ってもらって……」等と。