私にとってはなにもかもが初めての経験で、あれしてこれしてと言われるがままに、動き回った。それはもうトイレに行く暇もないくらい。まるで自分の嫁のようにいろいろと指図してきた喪主の叔父からねぎらいの言葉ひとつもなかったのが悲しかった。